身近な薬草、ドクダミ
2022年06月13日
こんにちは、鍼灸師の山口です。
今の時期、裏庭や道端などにドクダミの白い花が咲いているのを見かけます。
昔、私の母は近所に生えているドクダミの葉を取ってきて乾燥させ、ドクダミ茶やドクダミ化粧水をよく作っていました。
ニキビ顔だった中学生の私は「ドクダミはニキビにいいから」と言われ、ドクダミ茶を飲まされ、ドクダミ化粧水を使わされ,、ドクダミ風呂に入ってました(笑)。
当時はドクダミ特有の匂いや味がどうもダメで、すぐ止めてしまいましたが…
化粧水もお茶も使い続けられなかったせいか、残念ながらニキビへの効果は感じられませんでした。
東洋医学を学び始めてから、ドクダミへのありがたみを感じるようになりました。
ドクダミはセンブリ、ゲンノショウコと並んで日本の三大薬草と称され、日本薬局方に「ジュウヤク(十薬)」として収載されています。
「十薬」とは、昔中国で馬に用いて十種類の薬の効果があったからと言われています。すごい効きそうな名前ですね。
昔からドクダミは解毒薬として有名です。
皮膚の炎症にもよく、生の葉を痔疾、腫れ物、腰痛に生の葉を患部に貼るなどの民間療法があります。
また便秘、利尿、高血圧予防に期待してドクダミ茶が飲まれています。
近所に生えているドクダミがこんな薬草だとは驚きですね!